手法

地形・地盤分類250mメッシュマップ全国版の地形区分に基づく地盤のゆれやすさデータ(Vs30マップ)【図1】を利用することで,地震発生後に地震計の無い地域を含む地域について,広域かつ詳細な地震動分布が推定できます。
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図1 地形・地盤分類250m メッシュマップ全国版と地盤のゆれやすさデータ(Vs30マップ)

本システムの概要と計算手順を【図2】に示します。地震後に防災科学技術研究所(防災科研)が公開する強震観測網(K-NET, KiK-net)の地震観測記録を取得し,地震動の最大地動速度(PGV: Peak Ground Velocity)と計測震度を算出します。これらの値は地震計が設置されている表層地盤の揺れやすさを反映しているため,まずはその揺れやすさをVs30マップから抽出して取り除き,硬質地盤でのPGVと計測震度の値を推定します。そして,QuickMapについてはIDW(逆距離荷重補間)を用いて,QuakeMapについては地震の震源からの距離減衰特性をトレンド成分としたSimple Krigingによる補間計算を行うことで硬質地盤上におけるPGVと計測震度の分布が得られます。

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図2 システムの概要

災害対応に資するべく迅速な情報公開を目指していることから,地震動マップの推定は簡便な手法に基づいていますので,推定されたPGVは実測値の0.5〜1.9倍程度の誤差(対数標準偏差で約0.28),計測震度はプラスマイナス0.45程度の誤差を持っています。したがって,社会基盤施設や特定地域におけるピンポイントな地震動推定値として利用するには注意が必要であり,詳細な地盤調査データに基づくより高精度な手法との併用が望まれます。

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