QuiQuake- 地震動マップ即時推定システム -

概要

地震動マップ即時推定システム(QuiQuake: Quick estimation system for earthQuake map triggered by observed records)とは,産業技術総合研究所が推進する地球観測グリッド(GEO Grid: Global Earth Observation Grid)の災害軽減研究の一環として,自治体や企業のBCP(事業継続計画)や効果的な地震災害対応のための基盤情報として活用してもらうために,地震後に地震記録が公開されると即座に日本全国の地震動マップを推定して結果を公開するシステムです。防災科学技術研究所が公開する地震観測記録をトリガーとして,地盤のゆれやすさデータ(Vs30マップ)*1と統合処理することで,250mメッシュ分解能にてシームレスな最大地動速度と計測震度の分布を計算します。QuiQuakeは地震観測記録の公開基準の違いによって以下に示す2種類のマップ(QuakeMap と QuickMap)を提供します。

QuakeMap

防災科学技術研究所の強震観測網のK-NET, KiK-netで観測された地震記録の内,FTPサイトにて公開しているデータを利用しています。震度が3以上の地震*2については地震後速やかに公開されるデータを,それ以外の地震*3については約1ヶ月後に公開されるデータを用いて計算されます。また,公開済みデータがアップデートされた場合にも逐次計算結果をアップデートします*4。1996年6月以降の主な地震についてPNGファイル, GeoTIFFファイル,さらに,KMLファイルの地震動マップを公開しています。

QuickMap

防災科学技術研究所の即時公開データを取得し,10ヶ所以上の観測点で揺れた場合について,QuakeMapよりも迅速に地震動マップを計算します。PNGファイル, GeoTIFFファイル,さらに,KMLファイルの地震動マップを公開しています。

謝辞

地盤のゆれやすさデータ(Vs30マップ)の構築には関東学院大学工学部の若松加寿江教授の協力を得ています。QuiQuakeは防災科学技術研究所の強震観測網(K-NET,KiK-net)の地震観測記録を利用し,地震観測記録からの計測震度の計算は工学院大学の久田嘉章教授の計測震度計算プログラムを利用しています。また,空間補間の計算は,防災科学技術研究所地震防災フロンティア研究センター川崎ラボラトリーにて公開されている地震動分布推定シミュレータ(RASMO)に最適化処理を施して高速化しています。末冨岩雄氏(エイト日本技術開発),橋本光史氏(構造計画研究所)ら関係各位に謝意を表します。

脚注

*1 地形・地盤分類250m メッシュマップ全国版に基づく地盤のゆれやすさデータ, 産総研知的財産管理番号H20PRO-936, 2008.12.
*2 気象庁速報値の震度が3以上の地震
*3 気象庁月報に記載された地震
*4 観測地点数が少なかったり,ごく小さい地震については計算されないことがあります

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